終身雇用の崩壊。そのとき私たちはなにをする?

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notoya

新卒入社した企業でオウンドメディアを5カ月で8000PVから20万PVに伸ばす。 アフィリエイターとして独立をして、立ち上げ5カ月で37万PV。 今はwebマーケティングのコンサルをしていて、クライアントのニーズに合わせて、戦略立案から運用、仕組み化まで幅広く対応。 特に、コンテンツマーケティング、スタートアップは得意分野です。 ご相談は こちらから

日本的経営と言われた「終身雇用」「年功序列」

正社員として雇われれば、勤続年数によって給料が決まり、定年退職するまで安定した雇用が保たれていた。

しかし今は低成長時代。

給料が上がらないばかりか解雇されることもある。

あの憧れの企業パナソニックですら、業績不振により大量の人が事実上のリストラに追い込まれた。

産業構造も大きく変わり、日本のお家芸製造業が衰退産業になってしまった。

製造業はものを作るためにたくさんの雇用を生み出していたが、その分失業者もたくさん出ている。

成長産業であるIT業界は終身雇用とは無縁で、転職によってスキルアップする人もたくさんいる。

終身雇用は事実上崩壊していて、これから就職する学生にとって終身雇用は夢のまた夢だろう。

果たして、終身雇用が崩壊した現代社会に生きる私たちはなにをすればいのであろうか。

衰退する日本

日本は緩やかに衰退していくだろう。

今、アベノミクスの成果で失われた20年と言われたデフレ、不景気は脱しつつあるが、まだ勢いには乏しい。

人口減少社会、そして成熟した日本ではこの現状は続くだろう。

まあ、AIという救世主によって日本の競争力が上がるかもしれないが、いずれにせよ終身雇用制度に戻ることはない。

量から質への転換

日本産業は量から質の転換に迫られている。

行動経済成長期の日本は消費欲が旺盛で、作れば作るだけ売れた。

その需要に答えるためには、たくさん働く必要があった。

しかし現代社会では、手に入れたいものと聞いてもなかなか出てこず、需要不足だ。

国民が欲しがるような製品が生まれないイノベーション不足とも言えるだろう。

需要不足なので、たくさん売るという量で勝負するのではなく、客が欲しがるような物を理解して生産する必要がある。

その場合には、質の高いマーケティング活動を行ったり、他にはない技術力を持ったりしないといけない。

そんな市場状況で企業が勝ち残るのには、愛社精神よりスキルを持った人材がいる会社が有利に立つ。

終身雇用を維持するメリットは企業側にはほとんどないだろう。

新陳代謝が出来ない

終身雇用を維持している会社は新陳代謝が出来ない。

終身雇用ということは、古い考え方を持っている年配の社員がたくさんいることになる。

質が求められている上に変化が早い現代社会においては、正直害でしかない。

また、終身雇用制度の崩壊を敏感に感じっている優秀な学生は、成長の必要性を感じて古い考えた方の組織に入らなくなり、優秀な人材を獲得できなくなり、次第に衰退していく。

優秀な人材を輩出しているリクルートでは新陳代謝を意識して、だいたいの人は5年以内に独立をして会社を去っていく。

リクルートは少し極端な例だが、ある程度の新陳代謝は必要だろう。

国を頼れない時代

今の日本は終身雇用の崩壊だけではなく、国も頼れない時代に突入している。

少子高齢化で社会保障費の負担が急増していて、厚生労働省が出しているデータによると社会保障給費はなんと118兆円。

参照;厚生労働省

2016年の税収は55兆円で、社会保障給費がどれだけ膨大になっているのかがわかる。

これからも年金、医療費は増加していくことが予想されるにも関わらず、労働人口は急速に減少していく。

この状況を放置するような国に頼るのは無理があるだろう。

頼れるのは自分だけなのだ。

終身雇用崩壊時代に大事なのは市場価値を高めること

終身雇用が崩壊した現在では自分の市場価値をいかにして高めていくのか。

これが最重要課題になる。

スキルを高めるのではなく、あくまで市場価値の高いスキルを求めること。

世界的偉人ダーウィンも以下のような言葉を残している。

生き残る種とは、最も強いものではない。

最も知的なものでもない。それは変化に最もよく適応したものである。

ーダーウィンの名言

IT化によって変化のスピートがとにかく早い。

大量の情報が入ってくる消費者の趣味、嗜好は激しく移り変わる。

時代の潮流を読み、求められるスキルを学び続ける。

これを出来る人は、終身雇用制度が崩壊した現代を生き抜けるだろう。

これから求められるエンジニアのスクールに通うのもよし。

ITのビジネスサイドを学ぶのもよし。

最近、僕がおすすめしているのはドローンの塾に通って学ぶこと。

ドローンは商業化しやすくて、お金稼ぎもたくさん出来るだろうし、なにより面白い要素がある。

今流行の趣味を仕事にをピッタリの分野。

ドローンじたいかなり新しい産業だから、業界のトップも取れる可能性があるからね。

終身雇用制度が崩壊した今。

今している仕事にこだわるのではなく、市場価値の高い分野を選択してスキルを持とう。

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